郵船東汽合併成否 : 社内重役尚お気乗薄 : 郷案基礎計算再調査
- 日付
- 1925-4-12(day)
- 渋沢関連
- ○ 渋沢栄一に直接関わる項目

説明
日本郵船東洋汽船との合併問題は要するに優秀船建造問題の解決に一歩を進めるものであり且同時に本邦海運界の消長に関する事とて犬養逓相を始めとして之が産婆役たる渋沢、郷、井上三氏に於ても既報の如く極力奔走して居るので郵船側でも之に刺戟され最近漸く此問題に議を進めるに至った即ち過般郷男より提起された日本郵船五十円払込株式二十七万株を提供して東洋汽船の船舶二十隻並に太洋丸を引継ぐ案に基いて日本郵船側では果して之を引継いで一割の利潤を上げ得るや否や調査したが其結果は如何にするも一割には廻らぬ計算となった茲に於て郵船では前々週の重役会に該案を示して置いたが十日午後一時より再び郵船側の調査報告を兼ね合併問題に関して重役会を開催した出席者は白仁社長始め社内重役全部及郷、各務、大橋、土方の諸社外重役並に大阪の菊池恭三氏横浜の原富太郎両氏迄参会して慎重に審議を重ねた其結果は既報の如く依然郵船社内重役では如何に調査しても到底郷男の計算の如く一割には廻らぬ所が二十七万株を以ってしては却って一箇年百四十万円余の欠損さえ生ずる故郷案に賛する能わずと報告し之が考慮を求める所があ…
言及人物
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