道路の改良 : 大阪市民にも望む
- 日付
- 1920-6-6(day)
- 渋沢関連
- ○ 渋沢栄一に直接関わる項目

説明
水野氏を会長とし渋沢男を顧問とする道路改良会は最近道路改良に関する建議書を重な府県に送達した、此外我国の悪道路に就いて近来注意を払う者が多くなり、殊に東京市に於ては道路改良の声喧しく、最近には道路改良のため御内帑金三百万円の御下附があった事など、今や道路改良の機運は漸く熟しつつある。是れ洵に喜ぶべき現象である。 凡そ物事は比較に依って善悪美醜の観念が生ずる。道路というのは、歩行運輸に特別の障害物のない或る連続した空地の線であるという観念の下に、我国古来の道路を観て居れば、「道路とはこんなものである」という惰性意識に依って敢て其然らざるを怪しまぬであろう。けれども外国との交通が頻繁となり、此道路に馴れた我国人にして外国の美しく又整理された道路街衢を観る者が多くなれば、道路に対する観念に一大変化を来すは当然である。欧米に於る市街又は郊外道路が、各国富力の如何に拘らず何れも発達して或程度まで共通の工法を示して居るのは、いう迄もなく此等諸国民間に交通来往の頻繁であった賜である。我国は此点に於て極めて不利な地位にあり、従って道路に関する外界の刺戟を受けるこ…
言及人物
典拠・外部リンク
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