渋沢栄一 LOD ビューア

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1920-06-06

新聞 2
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新聞 (2)

0100158346詳細

道路の改良 : 大阪市民にも望む

水野氏を会長とし渋沢男を顧問とする道路改良会は最近道路改良に関する建議書を重な府県に送達した、此外我国の悪道路に就いて近来注意を払う者が多くなり、殊に東京市に於ては道路改良の声喧しく、最近には道路改良のため御内帑金三百万円の御下附があった事など、今や道路改良の機運は漸く熟しつつある。是れ洵に喜ぶべき現象である。 凡そ物事は比較に依って善悪美醜の観念が生ずる。道路というのは、歩行運輸に特別の障害物のない或る連続した空地の線であるという観念の下に、我国古来の道路を観て居れば、「道路とはこんなものである」という惰性意識に依って敢て其然らざるを怪しまぬであろう。けれども外国との交通が頻繁となり、此道路に馴れた我国人にして外国の美しく又整理された道路街衢を観る者が多くなれば、道路に対する観念に一大変化を来すは当然である。欧米に於る市街又は郊外道路が、各国富力の如何に拘らず何れも発達して或程度まで共通の工法を示して居るのは、いう迄もなく此等諸国民間に交通来往の頻繁であった賜である。我国は此点に於て極めて不利な地位にあり、従って道路に関する外界の刺戟を受けるこ…

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0100193496詳細

治警存廃問題で労働者十万の示威 : 煽動、誘惑の二句が大障害 : 当局は大体存置説に傾く : 但し新解釈を附て緩和せん

治安警察法存廃問題の前途が暗憺として見定めがつかぬので在京各団体に属する十万の労働者は近く大示威運動をなすべく計画中である治安警察法第十七条存続如何の問題は現在審議中の労働組合法の次ぎに臨時産業調査会に付議される筈で関係各省及資本家の各団体に是非の論が喧しい其形勢に就て臨産調査会の某幹事は曰く「内務省の労働組合法の目的が労働条件の維持及改善とあった、同盟罷工は労働条件の改善及維持の主要手段たることは何人も異議のない今日内務省は罷工権を事実上に認めたとも云える勿論法の形式上からは労働組合法と取締上の治安警察法とは全く別だと云えば云えるが其実質は不可分のものだ当然組合法に次で臨産調査会の如き色々苦しんで居る同会の渋沢男は十七条中の誘惑煽動の二文句を削除すること賛成だし事業部長桑田博士亦同様だが資本家を以て成り立つ同会幹部は多く誘惑煽動二句の存続論者らしく其意見を如何に纏めるかに就て渋沢男も苦心の体だ、現内閣、諸公及山本農相が存続論者たることは勿論だし一般資本階級は殊に最近存続論が傾いたようだ、一方内務省側はと見ると昨年治警十七条に新しき詳釈を下す旨を…

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