渋沢栄一 LOD ビューア
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通俗財話 : 紙の話

日付
1923-2-25(day)
渋沢関連
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通俗財話 : 紙の話
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説明

我々が朝起きて新聞を見る。便所に行く。電車に乗り切符を買う。書類を調べる。通信用の葉書も切手も、さては引札から鼻紙の微に至る迄、用途こそ違うが、皆紙である。人が一日の生活に無くてはならぬものは沢山あるが、紙も其一つである。現在日本で一年間に使用する紙は約六億万封度である。勿論其内には非常に需要の多いザラ紙、印刷紙等もあるし、ロール堅紙と云ったような特種なものもある。兎に角文明の程度が進むに従い紙の需要が激増することは疑う可からざる事実である。一体紙の種類は日本紙と西洋紙とに大別されるが、更に之を分類すれば西洋紙のみでも二十何種類あり、其複雑なる類別は、商売人でなければ見分けが付かぬ。例えば用途から来たものでは包装用紙、印刷紙、新聞用紙、雑記用紙、図画用紙等百般の用途に伴れて紙質抄造法を異にして居る。寸法から来るものは、四六判菊判、三々判、大判等がある。製造会社及販売人が各自任意の商標を使用するもの仮えば印刷紙及模造紙一級品では王子製紙はS□、富士製紙は白富士、銀波、三菱製紙の白菱、小倉製紙の白梅、二級品では富士製紙は白峰、王子碇、金貨、小倉製紙は…

言及人物

典拠・外部リンク

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