仲裁の一機関として両院議長等主唱の協調会生る : 昨日銀行集会所内で渋沢男等の趣旨発表
- 日付
- 1919-7-26(day)
- 渋沢関連
- ○ 渋沢栄一に直接関わる項目

説明
刻下の緊要問題等労働と資本との協調を策して労働問題に解決を与え併せて社会政策の施設を確立せしむ可く貴族院議長徳川家達公枢密院副議長清浦奎吾子衆議院議長大岡育造渋沢栄一男の四氏が発起の下に今回協調会を設立する事となり二十五日正午丸ノ内 銀行集会所に於て都下新聞記者を招待し同会設立の趣旨を発表した大岡議長は旅行の為欠席したが徳川公清浦子渋沢男の外内務相側より添田地方局長も列席した劈頭徳川公は四氏が現時の趨勢に鑑みて協議会の成立を図りし次第を述べ 渋沢男は同会組織の趣旨に就て次の如く語られた『当会の趣旨は問題の資本家労働者側に起って極端なる両者の了解を求め協調を図るのみに留めず深く社会政策にも立ち入って微力ながら尽力したいと思うている其の 第一出発点は言うまでもなく目前に横たわる資本労働の協調だが果して両者から依頼され得るや否やは未だ疑問であるけれど兎に角吾々四人は畢生の事業として熱誠に当る考えである私は永年資本家として起っていたが去る大正五年 老齢な為めに凡ての地位を捨てて引退してから兎角不風流と従来の行掛りとで何等施すべき事業にはたずさわらなかった…
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