剰余金の使途
- 日付
- 1913-9-21(day)
- 渋沢関連
- ○ 渋沢栄一に直接関わる項目

説明
渋沢男爵 自分の意見は終始一貫し多額の剰余金があるなれば先つ第一番に減税を必要とす軽減的税制整理を為すは中々一年や二年にて為し遂げ得可きものに非ざれば財政を整理して剰余金が出来るに従い漸次苛重偏向の税率を減ずるは急務なり之に次では公債償還を為すこと最も肝要なり公債償還に就ては世上幾多の反対論ありて銀行家のみを利することとなる可しと攻撃するものあるが公債の持主は啻に銀行のみに在らず而して現今の如く公債価格の大下落し居るは国家の為め洵に困ることにして我国は戦争に打克って一等国にはなりしも経済上にては敗者たるを免れず或は大蔵大臣の御説の如くコンソル始め公債の下落は世界的なるかは知らねども我国は亦特種の事情あることは三十七、八年頃と現今の公債価格とを比較せば最も明かなるべし又償還するとしても買上償還は人為的に価格を昂上せしむ可きを以て不可なり矢張抽籤償還を宜しとす而して償還すべき種類は内外債若くは四分利五分利何れにしても政府が相当に注意を払い塩梅して選択すべきものなりと思う尚当局の意向が剰余金を基金に組入れたしと云う風あるも必要にして無くてならぬものあ…
言及人物
典拠・外部リンク
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