渋沢栄一 LOD ビューア
新聞Article0100261371

還債論旨の摸稜

日付
1913-9-21(day)
渋沢関連
○ 渋沢栄一に直接関わる項目
還債論旨の摸稜
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説明

剰余金を以て国債償還に利用すべしとの説は銀行者の多くが唱道する所にして特に渋沢男の如きは最も熱心なるものの一人なり只惜むらくは其論の主旨が茫漠として捕捉すべき所なきを 新聞紙を通じて見たる男の意見は剰余金を以て先ず減税に資し次に還債に供すべしというにあるが如し曰く 九年余万円と云う巨額の剰余金を生じたりとせば先ず差当り減税を必要とす而して之れと同時に公債償還をなすこと肝要なり と男は今回の剰余金を以て恒久的性質を有すると誤解するが如し左れど是れ一時的剰余金なり一時的剰余を以て恒久的の減税に供するの不可なるは明かなるべし 次に其還債論を見るに買入償還を非とし抽籤償還を採らんとするものの如く而して是れと同時に四分利債の償還をも望まんとするに似たり左れど四分利債は今尚お据置期限中にありて抽籤償還は到底実行せらるべからず若し抽籤を取らんとせば即ち据置満期の五分利債ならざるべからず然るに男は是等の区別を認めず一斉に償還を望まんとす論理の徹底せざる失なきにあらず 男は曰く 買上償還は人為的に価格を向上せしむべきを以て不可なり償還すべき種類は内外債若くは四…

言及人物

典拠・外部リンク

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