不正手形問題の弁明
- 日付
- 1913-8-24(day)
- 渋沢関連
- ○ 渋沢栄一に直接関わる項目

説明
七十六万円不正手形事件弁償問題に対する三井物産側の弁明に依れば「三井は該事件より発生せる損害の半額を支弁する旨を渋沢男まで通じ置きたるに其後各銀行よりは何等の回答なきのみならず昨今に至り卒然株主総会を召集し損害全部の弁償を求むると云うが如きは全く意外とする所なり」とあり之に対して被害銀行側の弁明を聞くに三井の半額弁償申出後愛知銀行を始め十六、四日市両銀行とも取次者渋沢男を通じて再三徳義問題を以て迫りしも三井は頑強に之を斥けし為め渋沢男も手を引くに至りしものにて其後三銀行は公平なる仲裁者の裁決に一任せんと交渉せしも是亦其余地なしとて跳附けたれば渡辺愛知銀行頭取は直接三井幹部員に交渉し三井同族会に迄交渉したるも終に其効なく徳義上に於ては全く交渉の余地なきに至りし結果各銀行の事情に依り四日市銀行は止むを得ず三井の申出を容れ愛知銀行は最後の手段に訴うるの外なき立場となりしものにて三井の申出に対し何等の回答を為さず卒然訴訟を提起せるが如く非難するは全く事実を無視したる以外の弁明なれば被害銀行側は三井が何か為めにするの弁明ならんと解釈し居れり特に愛知銀行が株…
言及人物
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