物産手形と三行
- 日付
- 1913-4-13(day)
- 渋沢関連
- ○ 渋沢栄一に直接関わる項目

説明
中央銀行大会出席を兼ね三井物産手形問題に対し仲介者たる渋沢男に交渉の必要ありて予て上京中なりし渡辺愛知銀行頭取は昨朝帰名せしが氏の談として園部支配人の語る所に拠れば被害三銀行の代表者なる渡辺愛銀、渡辺十六、三輪泗銀の三頭取は打揃うて去る五日第一銀行に渋沢男を訪問せしに生憎病気引籠り中の為め佐々木同行総支配人代って応接せしを以て三氏は今度の事件に就き物産側は全然法律上の責任無しと断言せるも銀行側が鑑定を依嘱せし高根青木両法学博士の鑑定書に拠れば両者其主張の論旨に多少相異るものありと雖も要するに法律上物産側に賠償の責任を有すと断定せる一事に至っては両者何等異論を見ず殊に高根博士の如きニッケル汽船会社対神戸瓦斯会社間に発生せる一訴訟問題に於て使用人の監督不行届に関する責任は全部使用会社に帰すとの最近の判決例を引証して大に物産側の責任を論定し銀行側には頗る有力なる法理論を与えし程なるが銀行側にては此際殊更訴訟を好むものにあらず唯如上の鑑定書に拠れば物産側の主張と其根底に於て著しき相違あれば今一応篤と慎重審議の上然るべく回答あらんことを望むとて此旨男に物産…
言及人物
典拠・外部リンク
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