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支那関税問題 : (社説)

日付
1914-5-21(day)
渋沢関連
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支那関税問題 : (社説)
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説明

曩に支那政府の要求に係る同国関税改正の問題は久しく列国の懸案たり、之に関しては吾人既に当局の注意を促す所ありたるが、政府は愈々近く閣議の決定を待ち支那政府に回答を発すべしと云う。而して欧米の諸国は既に支那政府の要求を容るるの意を表し、一二ヶ国を除くの外、孰れも無条件にて之に賛成したりと聞く。 我国の対支輸出貿易は一億六千万円の巨額に達し、欧米の孰れの国をも凌駕するを以て、其如何なる方法を以てするも同国関税の引上を見るに於ては、我輸出貿易に甚大の影響を蒙り、延て我内地の産業に波及する所頗る大なるを免れず。而して其影響を受くる最も大なるものを紡績業となす。我国の支那に輸出する綿糸、綿織物類は九千六百万円の多額に達し、其輸出貿易総額の三分の二を占む、支那関税の引上げが如何なる影響を我紡績業に及ぼすべきかは此数字を一瞥する者の直に確認すべき所なり。昨年来我当業者が当局に向て屡次陳情する所あり、昨今尚其運動を継続して止まざる所以のもの亦故無きに非ざるなり。 支那関税改正の提議に関し直接其衝に当るものは勿論外務省なり。然れども其関税改正が直接に我対支貿易に如…

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