渋沢栄一 LOD ビューア
新聞Article0100134693

日米海底電線増設の要

日付
1919-6-6(day)
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日米海底電線増設の要
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説明

近来日米海底電線以外更に一線を増設したき希望を以て之が新設会社の実現に努力しつつあるが先ず最近に於ける世界海底電線の状態を調査せるに各国海底電信線の延長距離二十九万哩、内政府所属五万五千哩、私設会社線二十三万四千哩にして私設線は八割の多きを占め居れり而して我国を中心として之を見れば米国と欧洲との二方面に大別し得べし即ち米国方面は小笠原、グアム島、桑港を経て南北中米に至る線、欧洲方面は我国より西伯利を経て欧洲各地に接続せる線と、香港、新嘉坡、印度、地中海を経て欧洲に達する二線あるも時局の関係上西伯利線は使用せず小笠原島より南洋を経、晩香坡に達する 迂廻線は長距離にして通信料高きを以て断線等非常の場合の外使用せず昨年予が在官当時一回使用せる事あるのみ又印度洋、南洋、阿弗利加を経て欧洲に達する線、尚大西洋より欧洲に通ずる線あるも之が亦非常の場合の外使用することなし欧洲方面への通信は東方及び東方拡張会社線に依らざるべからず而して講和会議に関する通信非常に遅延しつつあるは事実なるも将来通信の迅速敏活を期し世界の大勢に順応せんとせば是非とも日米海底電線を増…

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