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電力界の功罪史 : 動力国策と電気の必要性 [その3]

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電力界の功罪史 : 動力国策と電気の必要性 [その3]
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説明

関東の巻 (その一) 松永氏遂に東漸を貫く 総ての商品は需要地の変動によって直ちに其の方向を転換する、何故かならば一般商品にあって需要地は原則として全世界を無制限区域となし得るの自由性を持って居るからである、然るに電気は鉄道水道等と共に其土地を離れては需要地を定めることが出来ない、今日あらゆる商品が海上又は航空輸送によって国際的に流動交換をなし得る時代に、電気のみは各国相互間はおろか本州と朝鮮、台湾、樺太等植民地間とすら設備の共用、電力の融通、共にこれをなし得るの途がついて居らない、事程左様に電気はローカライズされた商品であり、その経営はローカライズされた事業である この意味に於いて商品電力販売を目的とする電気事業はその第一著手として需要地の獲得若くは需要者のより多き選定権を得なければならない、ここに電気事業勢力消長の係わる所常に蝸牛角上の争いの絶えない動因があり、就中商工都市程区域割込争奪戦の繰り返えさるる所以で彼の欧洲戦乱によってもたらされた本邦産業革命成れる大正の中葉以来。京浜、中京、阪神の各都市に大小幾多電力角逐戦の相次ぎ展開されたる…

言及人物

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