[兵庫]県下の四十五都邑 (1〜17・19〜20) : 各都邑の発達史と現在及将来の盛衰
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説明
(1)各都邑の概観 治域五州に跨り二市二十五郡を包擁して人口二百万を算するというような大地方は我兵庫県の外全国多く比敵するものがない一体兵庫県は五畿という頭部に中国と云う胴体を結び附ける咽首に当って京阪の発達にも中国地方の沿革にも古来切って離れ難い関係を有て居る、だから本県の消長は一面に於て京阪の興亡に影響しまた一面に於て中国の盛衰に関係する ところが本県の発達は一に神戸市を始め県下幾百の大小都邑の繁盛に俟たなければならぬ更に此意味を演繹すると県下の都邑は京阪を活しもし中国地方を殺しもし得る重大な地位に立つものと云わなければならぬ予は此意味に於て小都邑と雖も県下の各都邑を尊重し此等大小社会が如何に発達し又如何に現代の社会競争場裡に立って居るかを観察し且つ批評して見たいと思う 三府と他二三県を除けば地方の勢力は主に農民に在る、ところが本県二百余万の人口中県下九十余の大小都邑の占むる人口が百余万というから県下人口の半は此等の大小都邑に住み兎に角都会生活なるものを営んで居るわけだ、都邑は地方文明の府で社会上に於ても経済上に於ても村落よりも優位に…
言及人物
典拠・外部リンク
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