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砂糖の巻(一〜二十四) : 今昔物語

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砂糖の巻(一〜二十四) : 今昔物語
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説明

(一) 土産にはならぬが砂糖に縁のある神戸 昔は薬屋で売っていた 燐寸の次に砂糖が飛出したとて何も山の芋変じて鰻となり雀海中に入って蛤となった事程左様に面喰うことはなかろう。成程砂糖は神戸の特産物というでもなければ又爾く重要な貿易品というでもないとしてみれば「神戸名産瓦煎餅」の様にプラットホームを賑す訳にも行かずさりとて「牛や牛や牛の肉」と当時流行の書生節にもならぬ訳ではある。然り乍ら熟々歴史を按ずるに日本に於ける精糖の輸出入は神戸が最初であって従って昔の砂糖取引の中心は内糖は大阪外糖は神戸という工合になって居た。それに貿易商品としてみても昨大正十一年中の輸入八百六十八万六千円、全国の一割三分を占め輸出四百八十一万七千円、同じく七分六厘に当って居る所から観ればそう卑下したものでもなく又内地十五箇の精糖工場中三箇まで神戸にあり、況んや世界的の砂糖商鈴木商店をお膝下に控えて居るに於てをやといえば敢て燐寸の次に砂糖が出たとて別に濁酒のあとへ牡丹餅が出た程に驚くにも当るまいじゃないか。 抑というとちと大業だが日本へ初めて砂糖が輸入されたのは孝謙天皇の天…

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典拠・外部リンク

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