この偉大さ (十五〜二十八) : 巨人ゲーリーとその事業を見よ
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- ○ 渋沢栄一に直接関わる項目

説明
(十五) シモンスの宴 (鴻門の会) その偶然の機会を捉えたカ翁の妙案というのは恁うだ。 シュワブが社用でピッツパークから来て居た。そこに来合せたのがニュウヨークで銀行家のエドワード・シモンスと金融業者のスシューワート・スミス、二人とも旧くからカーネギーと切っても切れぬ間柄。 「シュワブさん。久闊でした。…時に一つ如何でしょう、御滞在を幸い、一夜是非御招待申したいと存じますが…。」とシモンスがいった、傍に居たカーネギー思わず莞爾した。これはいい機会だ。シュワブの雄弁を以て間接射撃をやらせる絶好の機会だ。正攻法を以て成らずんば奇兵を用いよだそうだ!カーネギー翁は突然椅子を乗り出した— 「その時には勿論モルガン氏も招待するだろうね。」 そこで宴会の計画は出来上った。 千九百年の年も追々迫った師走十二日の寒い夜、シュワブ氏を中心として暖かい晩餐会が催された正にこれ米国鉄鋼史における鴻門之会である。だがそれとは知らぬ温厚のモルガンは賓客として出席した。一座、主人側はシモンスにスミス。客はシュワブ。その隣にモルガン。その他二三の名士。故意か…
言及人物
典拠・外部リンク
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