陸軍が主となり食糧問題の研究 : 糧秣本廠内の糧友会
- 日付
- 1927-6-11(day)
- 渋沢関連
- ○ 渋沢栄一に直接関わる項目

説明
わが国における人口食糧問題はあらゆる社会問題の根源としてこれが解決は国家存立上最も喫緊なる重大事であることは何人も異論のないところであるが、さて如何に解決すべきかの具体案に就ては遺憾ながら未だ何等帰着するところなく中には解決不能の難問題として徒らに嘆声を発する向さえあるが本問題中主として消費方面即ち配給組織の改善、購買方法の適切、炊事調理の向上、栄養価値の増進、消費の節約並に隣邦資源の調査開発の二大要項を目標とし昨年二月越中島の陸軍糧秣本廠内に生れた糧友会は三井陸軍経理局長を理事長とし佐藤本廠長、小野寺主計課長、横田衣糧課長を理事に佐野経理学校長を監事に渋沢子、大倉男、益田男を顧問に団琢磨氏、大橋新太郎氏その他各方面の識者四十余名を評議員とし事業として調査、研究、雑誌及び図書の刊行、講演講習会の開催等を行って居るが、営利を離れて真に国家的見地に立脚して居るだけ万事が真剣であるのと糧秣廠内に在って実際の研究試験に多大の便益があるのとで創立後僅一年余に満たぬか着々として効果を挙げ現に三千余名の会員を有し会員は家庭的にも多大の利益を享受して居る模様で、…
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