渋沢栄一 LOD ビューア
新聞Article0100262522

当面の財政経済問題

日付
1919-1-27(day)
渋沢関連
○ 渋沢栄一に直接関わる項目
当面の財政経済問題
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説明

予算は読んで字の如く予想の計算であるが、分けて来年度の予算は大いなる予想の上に編成せられている。歳入の見積高は大正六七年度の収入を基礎とせるが故に、今後経済界の景気次第では実収入上に違算無しとも限らぬ。又歳出に於ては臨時事件費も臨時軍事費も総て本年度の予算を基礎として計上せられいるが、是も極めて漠然たる余想に基く計算に過ぎぬ。 故に来年度の予算に現わるる公債募集計画にしても、愈々何程の募債を必要とするかは、来年度に入ってからで無くては当局者と雖も正確なる見込が立たぬのであるが予算上の計画としては少からぬ金額である。臨時国庫証券の三億円以外、臨時軍事費其他に於て更に三億余の募債計画は経済界の趨勢に鑑みて実行難の危険が無いとは言えぬ。議会に於ても亦此の質問で提出されたのであるが、高橋蔵相は之に答えて、其れは見込の相異であると弁じた。 募債の成否は如何にも見込の相異であるが、然し局外者としては成否孰れの見込が勝っているかを考慮して見たい、来年度予算案の価値を決定するものは畢竟するに此の募債計画の成否如何である。而して其の結果が経済界に影響する所亦少…

言及人物

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