松侯の財政意見
- 日付
- 1912-10-17(day)
- 渋沢関連
- ○ 渋沢栄一に直接関わる項目

説明
元老大臣会合 松方侯は帝国財政の現状を憂い将来を慮りて財政の方針に関する意見書を草し曩に之を西園寺首相の手許に提出せり而して松方侯の意は単に之を首相に提示して参考に供せんことするのみに止まらず各大臣にも等しく説述せんとするの希望なりし故西園寺首相より松方侯に対し一々各大臣に説述するよりも各大臣集会の時期に於て倶に侯の意見を聴取したき旨を申出でたるより茲に十五日の定例閣議の日を選んで一同相会し逐一侯の意見を聴取することとなれる次第なり而して大山公及び井上侯の列席したるは是より先き松方侯より侯の意見の存する所を井上侯にも大山公にも披瀝し大体其賛成を得たるを以て共に之を聴き且つ各大臣の意見を聴かんとして出席したるに過ぎず即ち既報の如く午前十時首相官邸に一道参集するや松方侯より諄々として帝国財政の欠点を指摘し弱点を挙げて将来採るべき方針を詳細に陳述し到底今日の儘に放任するを許さざる旨を痛切に説述し各大臣も慎重に之を聴き取り侯の国家の為めに労せらるる事の深きを謝し一同亦此際粉骨砕身国家の為めに尽力し財政を誤らざらんことに力むべき旨を述べて各元老を送り夫れ…
言及人物
典拠・外部リンク
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