東汽の整理については安田も肚を決めた : 資金を投じて優秀船建造 : 東汽の桑港線維持か
- 日付
- 1925-9-3(day)
- 渋沢関連
- ○ 渋沢栄一に直接関わる項目

説明
東洋汽船会社の現状が既に行詰りの状態に達して居事るは屡報の如くであるが今期業績に徴するも会社の後期繰越損金は六百万円に垂んとせん振合を示して居る而して前途には会社の全生命を賭して居る桑港航路に対する政府の補助が疑問視され従て右航路の廃止は勿論の事時期の経過に伴い会社の財政は日と共に不況のドン底に沈まんとして居る即ち現状を以て推移すれば同社の解散は今や明な事実となって居るので安田を始め東汽の各関係者は昨今専ら其対策に腐心して居るこれに就て最近の情勢を窺うに或は安田の徹底的乗出しとなりはしないかと云われて居る即ち東汽の桑港航路に使用して居る天洋、春洋の二船は来年二月からは全然被補助の資格を失う事になるがこれが為め東汽が年四十万円近くの補助なくしても尚且右航路を維持し得るかと云うにこれは極めて至難のように見受られる、然らば天洋、春洋に代るべき新船を建造して其建造期間中右二船を代船と認め政府の補助を継続して貰うだけの資金が今の東洋にあるかと云うにこれ亦望み薄の形である従って此儘では勢い同社は桑港航路を廃止するより致し方ない状態にあるが之は東汽自体に取って…
言及人物
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