物価騰貴と輿論 : 政策の矛盾 : 壟断者征伐
- 日付
- 1912-5-21(day)
- 渋沢関連
- ○ 渋沢栄一に直接関わる項目

説明
米価の騰貴 本年に入りて米価は空前の騰貴を示せり而して米価の騰貴に就ては世間に兔角の論議益々多きが如し米価の騰貴は何が故に斯く世人の注意を喚起せるか或は米は国民の必需品なるに基くと云う、成程米は我国多数人民の必要の品なり然れども亦日本人中には一生米を食わずして生活せるもの少なきにあらず左れば米が人生の必需品なりと云うは絶対的の事に非らずして或程度に限らるるものなり然し一般都八七并びに世間中流以上の食料の主要部分が米なる以上は之が格外の騰貴は日本国民の大多数を苦しましむると論を俟たざるなり 食塩は如何 然し人生にとりて米以外に必要欠く可らざるものあり塩の如きは其一なり而して其塩の値段は我国民に何等の苦痛を与ざるや予は米の騰貴よりも塩の騰貴が却て下層人民を苦しむるの甚だしきを感ずるものなり其他一般に物価の騰貴せること何れも米価以上の□□□□□不鮮明□□□□□ 度□□ボせり世間が米価の騰貴を論議して廃の値段に冷淡なるは何故なるか固より予は米価の騰貴を等閑視するものに非らざれども米価騰貴によりて苦痛を感ずると共に塩の騰貴が一般国民を苦しめ居れるを知…
言及人物
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