三井、三菱提携し造船界に新生面 : 直営、傍系の四社が共同戦線 : 行詰り打開の機運
- 日付
- 1931-7-21(day)
- 渋沢関連
- ○ 渋沢栄一に直接関わる項目

説明
これまで事業全般にわたり対抗していた三井、三菱は造船業において共同戦線を張ることになった、即二十日工業クラブで三菱側から三菱造船(浜田会長)傍系の横浜ドック(阿部、田原両常務)三井側から物産直営の玉造船(川村常務)事業上密接なる石川島造船(渋沢専務)をはじめ各首脳者が顔を合せ造船界未曾有の難境を切り抜けるため根本的な事業提携を約定したが他の同業との関係も少くないので、暫く厳秘の内に協約の基礎を固めることになった提携の綱領は 一、造船および船舶修繕に関する限り注文の共同引受を行う 一、各造船所の設備使用材料の共用、従業工業員の相互支援 一、三井三菱それぞれ独自の技術ならびにパテント(たとえばエンジンにつき三菱がブルッア、三井がパーマイスターの特許を有する)のごときは尊重するが造船業の国家的意義に鑑み双方の権威を合体し注文に対し日本造船界最上の満足を与える というのであるが、この四造船の合同勢力はわが国造船総巧力の七〇パーセントを占め資産の内容の堅実性から見れば残余の川崎造船所、播磨造船所、大阪鉄工所、浦賀ドック、函館ドックなどは将来必ずしも楽観…
言及人物
典拠・外部リンク
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