生糸救済会見 : 製糸家交渉顛末 : 欧州戦乱の蚕糸に及ぼしたる影響及其救済策
- 日付
- 1914-9-2(day)
- 渋沢関連
- ○ 渋沢栄一に直接関わる項目

説明
頃日時局に鑑みる所あり甲信製糸家の諸氏横浜に赴き蚕糸貿易商組合の幹部と会見、糸況救済に関して組合の役員たる原、茂木、渋沢、木村、小野、若尾の諸氏と種々意見の交換を試みたるは一応記載を経たる所なるが当日共に論議せられたる要点を聞くに左の如し (一)生糸担保価格は急激に之れを低下せしむることなく糸況救済の意味を以て相当程度に維持し以て金融の便を講ぜられたく重ねて日銀及び正金銀行等に組合の交渉を望む (二)糸況渾沌の折柄定期取引所の立会は寧ろ弊害多しと認む依て組合の助力に依りて之れが中止を望む (三)戦時保険高率の為めに生糸輸出の上に障害少からず此際組合として政府に向て建議の必要なきか (四)繰業短縮の実行に付き蚕糸組合の決意と其方針如何 之れに対し組合役員は(一)は当局既に声明する所なれば是れ以上の交渉は寧ろ各自の問題に任かさんと欲す(二)は組合も亦之れを認めて過般主務省の意向を糺したるも当局亦如何ともすべからざるに似たれば組合として重ねて交渉するも実行恐らくは期し難し(三)は政府当局の議既に決定し居る今日改めて建議の必要なかるべし(四)生産調節…
言及人物
典拠・外部リンク
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