再び小山君の奇書を読む : [減債基金論戦 (八)]
- 日付
- 1912-4-27(day)
- 渋沢関連
- ○ 渋沢栄一に直接関わる項目
![再び小山君の奇書を読む : [減債基金論戦 (八)]](https://da.lib.kobe-u.ac.jp/files/iiif/1/20000/0100219335/263237.tiff/full/900,/0/default.jpg)
説明
小山健三君は昨日再び本紙に長文を寄せ国債償還問題に関する卑見に対して反騒を試みらる其の労真に多とすべし然るに其の全文を通読するに唯抽象的閑文字の推敲に力め只管自己の弁解に苦慮せられたるの外本問題に対しては殆ど論鋒の見るべきものなく滴々要点に近づけば故らに逃避曲解し独断的字句を連発するにあらずんば帰去来的間投辞を以て之を弥縫し君の所謂正鵠なるもの之を認めるに由なきを悲しむ此の上君に応酬せば問題は下劣に瀕するのみなるを以て予は今予が見地を簡明に□説するに止め今次の論戦は之を以て一先終結となすべし 最近我が国債総額の増減(短期証券借入金を除く)を見るに四十三年末は四十ニ年末に比して約四千五百万円を増加し四十四年末は四十三年末に比して約七千五百万円を減少し稍良好なる成績を示せども当時より己に短気借入金に由て之を弥縫し得たる歳計は本年度に入り愈出入の均衡を失し特別会計其の他の公債需要額、償還既定額を超過するの止むべからざる状勢を呈し加えるに今後列強の間に処し帝国の地位を保維すべき各般の施設と国力の養成に必要なる減税との双者を並行すべき場合に処して如何に行政…
言及人物
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