渋沢栄一 LOD ビューア
新聞Article0100215394

手形事件の雲行

日付
1913-2-21(day)
渋沢関連
○ 渋沢栄一に直接関わる項目
手形事件の雲行
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説明

三井物産会社七十六万円事件の被害銀行と物産側との交渉事件は物産側の依託により渋沢男が愈仲裁を引受けしとの事にて目下同男は事件の内容と法律問題並に手形取引上の手続等を頻に研究中なりとの事なるが被害銀行四行中鴻池は行掛上全然別物扱となり居り他の三行中の四日市銀行は資本の薄き上に二十一万円と云う大負担ある丈に大に持ち倦みて無条件を以て仲裁方を渋沢男に依頼したる由なるも愛知、十六の両行は幾分腰強く到底無条件にては男に一任せず男の口より物産側の意見の大要を聴取したる上ならでは依頼せずと主張し居れリ尤も斯くては渋沢男の顔を損するわけなれば或は男をして手を引かしむるに至らんかとの風評もありたれど実際は愛知も十六も大分に閉口して一日も早く解決を見るを希望し居るものにて大体の処にて妥協は成立すべく現に愛知銀行頭取渡辺義郎氏は右問題の為一両日前上京し勧銀総裁なる志村源太郎氏邸(渡辺氏の令兄)に宿泊して日々奔走しつつあり又右問題に多少の関係を有する三井銀行名古屋支店長矢田績氏も二十一日上京したれば遠からず局面は一展開を見るに至るべし(名古屋通信)

言及人物

典拠・外部リンク

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