東京市営の地下鉄道払下 : 民間で引受運動起る
- 日付
- 1926-8-29(day)
- 渋沢関連
- ○ 渋沢栄一に直接関わる項目

説明
東京市の地下鉄道計画は最近にいたり市債募集上支障を来した関係上初期目的の遂行は困難となったので適当の時期に右既定線路区域を民間に払下ぐる意向ありというのに対し早くも大倉組、安田系、川崎系の代表者と更に渋沢正雄氏根津嘉一郎氏等が加わって資本金二千五百万円五十万株の東京高速度鉄道株式会社を設立することとし二十七日東京市の計画である既定地下線の払下を陳情するところあり他方に向っても払下実現の運動を試みているが一方東京地下鉄道会社は地下鉄道統一の必要上市が直接経営しないとすれば当然既設会社をして連絡敷設せしむることは交通政策上急務であるとし同社重役は市に向ってその旨陳情に及んだ、然るに根津嘉一郎氏は東京地下鉄道の取締役であると同時に新計画の会社における中心人物であるから双方に関係し自然板挟みとなっている、更に某政党方面でも市の既定計画線に対する権利の取得をなすべく極めて秘密裡に画策しているから市といえどもこの際軽々に払下げるということは種々の問題を惹起することとなるべく一般に注目されている
言及人物
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