隠れたる北海道の富源 (上・下)
- 日付
- 1912-6-28(day)
- 渋沢関連
- ○ 渋沢栄一に直接関わる項目

説明
(上) 北海道に於ける某事業家が諸種産業に関する談話左の如し 凡て未知数 近時北海道の開発は大に其の進捗を見、水産を初めとして農産、林産、畜産、鉱産等各々日と共に発達し、内地よりの殖民も亦非常に好成績を収めつつあるが如く伝えられて居る、又実際に於ても其等の有ゆる事業が漸次成績を挙げ来って居るのは明かな事であるけれども、具さに其実況を見ると北海道は今日も尚お未知数であるという事を痛切に感ずるのである。即ち今日の統計に現れて居る以上偉大なる発達をなして居るものもあるし、又調査の杜撰な結果意外にも未だ隠れたる大富源の潜んで居るものも決して尠くない又此と反対に調査統計に現れて居るもの以下にある事業も尠くないのである、今此に関する二三を挙げて見ると 水田の増加 第一は農産である、嘗て東北農科大学の教授の或る人々は種々調査研究の結果、北海道の米作は旭川以東に於ては殆んど絶望であると説いたけれども近時実際に徴して見ると十勝北見の如き地方に於ても立派に米作が出来る様になって渋沢農場等は非常の大規模の下に数百町歩の水田を計画し漸次其成績が挙って居るし根室…
言及人物
典拠・外部リンク
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