不正手形事件経過
- 日付
- 1913-5-23(day)
- 渋沢関連
- ○ 渋沢栄一に直接関わる項目

説明
三井物産不正手形事件に対する被害三銀行との交渉関係は去月末を以て仲介者渋沢男の一且手を引くに至りしも爾来三銀行は多数の株主に対しても其儘に已むべくもあらず出来得る限り最善の努力を為さんと三行共に夫れ夫れ調査を為しつつあるが岐阜第十六銀行西郷支配人は右に関する何等かの用件を以て二十二日上京したり又不正手形に捺印されある三井物産前支店長岡野悌二氏の署名判は予審調査書にては普通三文判の如く認められあるも其の後愛知銀行にては岡野前支店長より「爾来署名判を以て自署に替うべし」と自署せる通知書を発見したる由にて是等は銀行側に取っては最も有力のものなるに就き目下夫れ夫れ研究を為しつつあれば近く渡辺第十六銀行頭取の朝鮮より帰来するを待ち三行頭取打合会を開き更に今後の態度を決せん筈なるが曩に渋沢男の手を引くに対しても今後の成行に依り自分を介するの必要あれば何時にても其任に当るべしとの言葉を遺せしこともあり旁三銀行は縦令訴訟を提起するについても今一応物産側に交渉したる上の異となるべし尤も不正手形の本犯四方郁等の公判は本月二十九日名古屋控訴院にて開廷せらるるにつき万一…
言及人物
典拠・外部リンク
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