不正手形事件の其後
- 日付
- 1913-6-26(day)
- 渋沢関連
- ○ 渋沢栄一に直接関わる項目

説明
三井物産庶務課長原浩一氏は本日不正手形事件の公判を傍聴の為め来名せるが同事件の民事上の関係に付近況を語って曰く 不正手形事件に対する三井の態度は極めて明白に決定し居れり即ち法律顧問の調査によれば法律上三井は支払うの義務なしと認定を下せしも重役会議を開きし結果其原因が三井の傭人より起りたるものなるを以て此際半額を三井は支出せんと決議し渋沢男の仲介により此旨関係三銀行に申込み居るも目下の処三銀行の態度確定せず事件は其儘に留保されつつあり若し三銀行にして訴訟の手段に出でんか即ち半額支出の養は取消され何処迄も訴訟に応じ勝敗を決するの外なく勝てば一文も支払うに及ばず負ければ全額支払うに至るべく公平なる裁判官の判断に依て決するの外なし要は三銀行の態度如何に依て無事に落着するか此上一波瀾起るかの二途の境界線に存し居る次第なり云々
言及人物
典拠・外部リンク
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