インド銑鉄業者は自由貿易を尊ぶ : 来朝したマーチン氏の声明書
- 日付
- 1927-11-10(day)
- 渋沢関連
- ○ 渋沢栄一に直接関わる項目

説明
インド、バーン製鉄会社取締役マーチン氏の来朝は銑鉄関税引上げ銑鉄価格比率問題の起れる際とて各方面から注目されていたが同氏は九日渋沢子邸の招宴出席後、左の如き声明書を発表した 一、来朝の目的 日本の友人訪問のためとイギリスへの帰途観光を兼ねて来朝した 二、銑鉄関税問題 銑鉄は主要産業の原料であるから銑鉄を安価に輸入することは日本精密工業の保護をもたらしこれに反し銑鉄関税が引上げられるれば産業発達を阻害する 三、報復関税問題 インド銑鉄に対する関税を引上げればインド綿業者に保護関税の宣伝の機会を与えるのは明かである 四、インド銑鉄輸出業は値上げの意向なく自由貿易的見地に立つ 五、インド銑鉄の日本への供給数量は引取値段の如何により増減できる、日本が銑鉄に高関税を課するなら鋼材にも同率の課税をしなければ無意味である
言及人物
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