米穀燻蒸実験 : 二硫化炭素燻蒸法
- 日付
- 1912-8-24(day)
- 渋沢関連
- ○ 渋沢栄一に直接関わる項目

説明
農商務省は三十日午後一時より深川所在渋沢倉庫会社横堀コンクリート一番倉庫に於て米穀貯蔵の最良方法たる二硫化炭素の燻蒸法を実験し広く当業者に示して実行の普及を計る由なるが該燻蒸法は決して目新しき事に非らず現に神戸方面に於て既に実行せられ其効能顕著なるのみか燻蒸を施したる米穀は普通市価以上三十銭位の高値に売買せられ居るを以て農家も着々実行に着手し居れりとの事なるも事の起因は輸出米が必要に迫られ渋々実行に着手せるに初まりたるものなれば折角簡便なる好方法も今日迄関東方面に伝わらざりしなりと、之れに就き上原豊吉氏の説明を聞くに 該燻蒸法は極めて容易にして単に米穀を積込みたる倉庫中にて二硫化炭素を燻蒸し之れを密閉する事に依りて確実に目的を達し得可く斯くせば米穀は勿論倉庫中に存在し居れる一切の害虫は悉く駆除せらるる而巳か少なくも一ケ年位は害虫に犯さるる患なく完全に貯蔵の目的を達し得可し而も之れが為め米穀に何等微細の影響をも及ぼさず只単に燻蒸後一時多少の臭気を帯ぶるも這はホンの一時的の事にして忽ち本の無臭となるものにして斯く功能顕著なるに拘らず実行方法極めて簡単…
言及人物
典拠・外部リンク
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