渋沢栄一 LOD ビューア
新聞Article0100137752

労働者の地位

日付
1919-6-12(day)
渋沢関連
○ 渋沢栄一に直接関わる項目
労働者の地位
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説明

資本と労働の調和、是れ今日の経済界に於ける尤も重大の研究題目たり、殊に欧洲の国際会議において労働問題に関する議題が極めて重要視せられつつあるに翻って我邦労働者の地位といえば頗る低級幼稚なるに省み朝野共に愕然として如何にせば我邦の労働状態を改善すべきかの問題より如何にしても之を改善せざる可らずとの自覚に到達するに至れり、移民問題の如きも我邦の労働状態が先ず改善せられずしては到底解決するを得べからざるに似たり、而して労働問題と称するも種々雑多にして国際会議に於ける労働委員会が原則として認めたる彼の九箇条すら我邦としては一も全きものあるなし況んや其他をや、就中何よりも緊切なるは労働者の地位を向上すること是なり、彼の労働は商品に非ずとの主義を世界的に認めしむべしというも意義あることにて要するに労働者の人格を認めて之を取扱うべしというに外ならず、故に国家及び之を使役する所の工場主は労働者の生活を安全に支持すべく賃銀を供給せざる可らず、又労働者の疾病災害を保障するに足る制度を設けざる可らず、又未成年者には義務教育、補習教育を施し、成年労働者にも其必要の智識及…

言及人物

典拠・外部リンク

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