回顧六十年 : 博覧会の三要素 : 産業文化博覧会開会式にて : 渋沢副総裁の挨拶
- 日付
- 1926-9-16(day)
- 渋沢関連
- ○ 渋沢栄一に直接関わる項目

説明
あやまってこの博覧会の責任の地位に立つ名を受けましたが、私は名誉よりは迷惑の方でございます、博覧会に就いては、その施設において、その経営に於て、何等心得のないものでございますけれども中外商業新報とは深い縁故を持って居りますのでこの度の博覧会開催については、その趣旨は頗る諒として居ります、只今各方面から御親切なる祝辞を下さいました御趣旨も、即ち私と同様の御心に依るものと考えます、この社として又、時代として頗るもっともなる経営と思いましたに依って、その名を挙げて置きました次第であります。 右様な訳で、本博覧会に対し好い考えを添えたとか、何とか云う事はありませぬけれども、併し一つ申し上げますると、長く生きた効には、博覧会というものについては満場の諸君以外に心得て居ることがございます、それ丈けを簡単に申上げて、私が斯かる位置に立った御中訳を致そうと思います。 維新以前の事を申すのは、筋違いの嫌いがございますけれども私は慶応三年徳川幕府の時に、民部大輔がフランスに留学し、一八六七年にフランスに開かれた第二博覧会に参列されたが、その随従員として参りました、回…
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