国産奨励の本義 : 社説
- 日付
- 1914-9-24(day)
- 渋沢関連
- ○ 渋沢栄一に直接関わる項目

説明
戦争の副産物として内地品奨励の声は既に朝野に喧囂たるに至れり渋沢中野武井等の実業家は農商務省当局者と共に国産奨励会規則起草中なるが国産奨励は即ち内地品使用より来るものにして外国品を排斥して内地品を使用する結果国産の発達を招致するものなるが国産奨励と内地品使用とは用語を異にして意義を一にするものたり聖上陛下も茲に軫念あらせられ宮内大臣をして上は内廷の調度より下は省中の日用品に至る凡百の物資は爾今主として内地品を使用せしむる様訓諭あらせられたるを拝承せり聖旨を体して之に背からざらんことに努むるは臣民の覚悟なり然れども聖旨を誤解して絶対的に外国品を使用せざるものと思惟す可きに非ず分業は経済上の原則にして国際間にも亦其生産品の分業自然に行われ外国貿易は是に於て生ずるものなるは言を俟ず外国貿易は自国に生産せざるもの又は生産するも高価なるものを他国より廉価の供給を仰ぎ自国の生産品を廉価に他国の供給するを以て本義とす若し絶対的に外国品の使用を排斥して内地品を使用するものとせば外国貿易は杜絶するに至るべく是れ経済上の鎖港壌夷なり昨今問題となり居る内地品使用奨励は…
言及人物
典拠・外部リンク
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