大日本蚕糸会第八回総会 : 総裁伏見宮殿下台臨小石川植物園の盛会
- 日付
- 1913-3-30(day)
- 渋沢関連
- ○ 渋沢栄一に直接関わる項目

説明
春は都に入りて風情之よりぞなる月の二十九日大日本蚕糸会は其大八回総会を小石川植物園に開会せり、この日は朝来拭うが如く晴れ渡り風稍強きが憾みなりしも園内の樹々は新緑濃やかに池畔の桜樹も包みあえぬ春色今にも染めん風情あり先ず会場入口には国旗を交叉し園内随所に天幕、幔幕を張りて来賓及び会員の休憩に当て悉皆の準備整えば早や午前八時と云うに全国各地よりの来会者続々入園し定刻前にはさしもに広き会場も殆ど錐の地なき有様なりき 総裁宮御台臨 軈て午前十時に至るや総裁伏見宮殿下は御附武官を随えさせられ御馬車にて御着あり松平会頭の御先導にてご休憩室に入せらる 式典開始 午前十時二十分第一振鈴と共にここに総会は開会され宮殿下には総員規律敬礼中に松平会頭の御先導にて式場に臨ませられ御着席遊ばされ次で松平会頭開会の辞を述べ畢わるや殿下には御規律諸員最敬礼の中に左の令旨を賜わる 令旨 本日第八回総会を開くに当り親しく会員諸子に接して斯業の為に貢献せる者を表彰し且本会の為めに尽瘁せる者に有功章を授与するは貞愛の深く欣う所なり夫れ対外貿易の主脳たる我蚕糸は輓近其製産…
言及人物
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