紛糾の洋灰界に妥協具体案成る : 渋沢子に調停を煩わし一両日中に解決の見込み
- 日付
- 1927-5-27(day)
- 渋沢関連
- ○ 渋沢栄一に直接関わる項目

説明
浅野、小野田両セメント会社の反目を調停すべく磐城セメント以下六社の朝廷委員はこれが対策につき種々講究中であったが二十四日夜も某所に会合協議の結果或種の具体的対案を得た、その内容は極秘に附されているが小野田が連合会の限産協定に反対する理由は浅野が超高級セメント会社を新設し大規模の製造拡張をなす一方において連合会が済し崩し的限産拡張 を試みることそれ自体既に矛盾であるのみならず連合会の犠牲において浅野を擁護するの不公平を来すと言うのである、随って調停案の内容もこの点に触れているのでないかと観られ例の四日市石灰山の問題は両社反目の直接動機ではあっても事感情の齟齬に発し右の反対理由に比すれば利害関係は小さいのであるから寧ろ二次的意義を有するに過ぎないと言われ或は浅野に対し該石灰山採掘権の幾分かの分割譲渡を慫慂するのでないかとも観られている而して浅野との折衝方法については同社社長浅野総一郎氏と直接交渉することとなっているが斡旋役の人選が第二段の重大問題であってこれについては浅野翁と対等の財界有力者を物色し座談的に談合の上此際多少の無理はあってもセメント界共…
言及人物
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