渋沢栄一 LOD ビューア
日記DiaryEntryDKB20003m-0021

一月二十一日

日付
1918-1-21(day)

説明

一月二十一日 月 晴 寒 午前八時半 起床、洗面シテ、朝飧ス、宿痾尚未タ愈ヘス、褥中ニ在テ新聞紙雑誌類ヲ読ム、 十時 黒板 勝美 氏来リ聖徳太子遠忌紀念会ノ事ヲ談ス、後、 中野 ヲシテ御伝記ヲ読マシム、夜ニ至リテ第一巻ヲ畢リ夜食後ハ第二巻ニ及フ、外交ノ紛糾、内政ノ齟齬、読来リテ当時ヲ追想シ実ニ今昔ノ感ナクンバアラサルナリ、就中桜田ノ変、阪下ノ事ニ於ル記事ノ如キハ、身其間ニ在ルカ如ク時々扼腕奮起ヲ覚フルナリ、午後 堀井 医師来診ス、夜飧偽後モ読書ニ耽リ 十二時 過就寝

現代語訳

午前八時三十分

起床して洗面し、朝食をとった。持病はまだ治らず、床の中で新聞や雑誌類を読んだ。

午前十時

黒板勝美氏が来て、聖徳太子遠忌紀念会のことを話した。その後、中野に御伝記を読ませた。夜になって第一巻を読み終え、夕食後は第二巻に及んだ。

外交の紛糾、内政の齟齬を読み進めるにつれ、当時を追想し、実に今昔の感を禁じ得なかった。なかでも桜田の変、阪下の事に関する記事などは、自分がその場にいるかのようで、時々、腕を扼して奮い立つ思いがした。

午後、堀井医師が来診した。夕食後も読書に耽り、午前零時過ぎに就寝した。

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見出し

一月二十一日 月 晴 寒

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