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日記DiaryEntryDKB20008m-0070

三月十一日

日付
1925-3-11(day)

説明

三月十一日 水 半晴 軽寒 夜来宿痾ノ発作多カリシ為メ、 八時 過起床、褥中ニ在テ洗面シ、後、朝食ス、畢テ 高田 商会理事 田口 氏ノ来訪ニ接ス、氏ハ旧 備中 井原 ナル一橋陣屋ノ代官タリシ 田口 清助 氏ノ男ニテ、興譲館ニテ修学セシヲ以テ 阪谷 男ノ添書ヲ得テ来レルナリ、会見ノ上商会ノ近状ヲ質問シ、且将来維持ノ見込ニ付要点ヲ聴取シ、且、昨日 増田 ノ内談セル 米国 ヨリ来電ノ事ヲ内示ス、後、 増田 ニ紹介シテ 米国 電報ノ要旨ヲ内示スル事トス、午後 進藤 医師来診ス、朝ヨリ夜中マテ書類ヲ点検ス、 浅野 総一郎 氏来話ス、船舶会社ノ事ニ付種々ノ内談アリ 三田 邸 敦子 夫人来訪、病ヲ候スルナリ、夕 五時 過帰京ス、夜飧後ニ於テ、例ノ如ク新聞紙及米人 リンカン 氏ノ伝記ヲ朗読セシム

現代語訳

夜来、持病の発作が多かったため、午前八時過ぎに起床した。寝床の中で洗面し、その後、朝食をとった。

朝食を終えて、高田商会理事の田口氏の来訪を受けた。同氏は、旧備中井原にあった一橋陣屋の代官であった田口清助氏の子で、興譲館で学んだことから、阪谷男爵の添え書きを得て来訪したのである。

面会のうえ、商会の近状を質問し、また将来維持の見込みについて要点を聴取した。さらに、昨日増田が内々に話した、米国から来電した件を内示した。後に、増田に紹介して、米国電報の要旨を内示することとした。

午後、進藤医師が来診した。朝から夜中まで書類を点検した。

浅野総一郎氏が来訪して話をした。船舶会社の件について、種々の内談があった。

三田邸の敦子夫人が来訪し、病気を見舞った。午後五時過ぎ、帰京した。

夕食後、例のように新聞および米人リンカン氏の伝記を朗読させた。

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見出し

三月十一日 水 半晴 軽寒

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