渋沢栄一 LOD ビューア
日記DiaryEntryDKB20003m-0049

二月十八日

日付
1918-2-18(day)

説明

二月十八日 月 曇 風寒シ、午前少ク雪降ル、晩ニ晴ル 午前七時 起床、入浴シテ朝飧ヲ食ス、後、仏人リシヤールド氏ノ著書ヲ読ム、昨年冬ノ頃 森村 氏ヨリ伝贈セラレタル特殊ノ著書ナリ、 十時 過 野口 弘毅 氏来話ス、銀行経営ノ事ヨリ現下ノ時局ニ対スル感想ニ論及シテ談話多様ニ渉リタリ、午飧後ヨリ維新当時ノ財政経済ニ関シテ 年国家学会ノ為メニ講演セシ筆記ノ修正ニ努ム、 午後五時 頃ヨリ 兼子 ト共ニ散歩ヲ試ム、 六時 前帰宿、夜飧後又筆記ノ修正ニ従事ス、当時ノ演説不充分ナリシ為メカ速記者ノ拙ナルカ、全篇頗不文ニシテ修正ニ困却ナリ、夜 十一時 過就寝 (欄外) [朝、新聞紙数葉ヲ一覧ス

現代語訳

午前七時、起床。入浴して朝食をとる。その後、フランス人リシャール氏の著書を読む。昨年冬ごろ、森村氏から贈られた特殊な著書である。

午前十時過ぎ、野口弘毅氏が来訪して話す。銀行経営のことから、現下の時局に対する感想にまで話が及び、談話は多方面にわたった。

昼食後から、維新当時の財政経済に関して、先年国家学会のために講演した筆記の修正に努める。

午後五時ごろから、兼子とともに散歩を試みる。午後六時前に帰宿。夕食後、また筆記の修正に従事する。当時の演説が不十分であったためか、速記者が拙かったためか、全篇がすこぶる悪文で、修正に困り果てる。

午後十一時過ぎ、就寝。

(欄外) 朝、新聞紙数枚に目を通す。

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見出し

二月十八日 月 曇 風寒シ、午前少ク雪降ル、晩ニ晴ル

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