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日記DiaryEntryDKB10017m-0188

八月三十一日

日付
1909-8-31(day)

説明

八月三十一日 晴 冷 午前七時 起床スルモ、昨夜ヨリ少シク風邪気アルヲ以テ入浴ヲ罷メ、船室ニ在テ日記ヲ編成シ又米国史ヲ読ム、 八時半 朝飧ス、食後、甲板上ヲ散歩ス、此日夕方ニハ本船着港ノ事ヲ船内ニ伝聞スルヨリ、一行上陸ノ手配ニ忙殺ス、 午後三時 ホード・タウンセントニ到着ス、是ヨリ先無線電信ニテ 水野 紐克総領事、 田中 領事、 織田 一 (博覧会掛官)、 米国 人 セームム ・ ヒル 氏《( セームス ・ ヒル 氏)》、其他諸方ヨリ電報ノ祝詞来ル、 タウンセント 到着後本船ノ速力ヲ緩メ、終ニ同港ニ一泊ス、蓋シ明日 シヤトル ニ於ル歓迎ノ手筈ニ関シ、本船ノ入港ヲ少シク遅カラシムル為メナリト云フ、夜、 水野 、 田中 、 頭本 、 中野 、其他ノ諸氏ト本船着後歓迎ノ手続ニ関シ祝詞ニ答フル辞令ヲ協議シ、其文案ヲ草定ス、夜 十二時 過ニ至リテ漸ク寝ニ就クヲ得タリ

現代語訳

午前七時、起床したが、昨夜から少し風邪気味であったため入浴をやめ、船室で日記を整理し、また米国史を読んだ。

午前八時三十分、朝食をとる。食後、甲板上を散歩した。この日の夕方には本船が着港するとのことが船内に伝わったため、一行は上陸の手配に忙殺された。

午後三時、ポート・タウンゼントに到着した。これに先立ち、無線電信で、水野ニューヨーク総領事、田中領事、織田一(博覧会掛官)、米国人セームス・ヒル氏、その他諸方面から祝賀の電報が届いた。

ポート・タウンゼント到着後、本船は速力を落とし、ついに同港に一泊することとなった。これは、明日シアトルにおける歓迎の手はずに関して、本船の入港を少し遅らせるためであるという。

夜、水野、田中、頭本、中野、その他の諸氏と、本船到着後の歓迎の手続きについて、また祝詞に答える辞令について協議し、その文案を起草した。夜十二時過ぎになって、ようやく就寝することができた。

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八月三十一日 晴 冷

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