渋沢栄一 LOD ビューア
日記DiaryEntryDKB10013m-0114

四月二十四日

日付
1905-4-24(day)

説明

四月二十四日 月 晴 微風 午前六時半 起床、昨日揮毫セシ山登万和ノ碑ニ誤字アルヲ修正シテ 篤二 ニ交付ス、 八時 朝飧ヲ為シテ食後新聞紙ヲ一覧ス、 九時 皆川 夫妻、 兼子 等ト共ニ 豊島川 ニ沿フタル堤上ノ桜花ヲ見ル、 王子 ヨリ人車ニテ 豊島川 ヲ渡リ、十数町ニシテ矢新田元木村等ニ抵リ、夫ヨリ堤ニ上リテ徒歩十余町、此間総テ遅桜盛ニ開ク、牡丹桜、小町桜、楊貴妃、鬱金桜等種々ノ別アリ、此日、天晴レ気朗カニシテ尤モ散歩ニ適ス、行楽数時間ニシテ再ヒ川ヲ渡リ、 一時 家ニ還ル 此日、観桜御宴ニ召サレシモ朝来ノ歩行ニ疲労セシヲ以テ出席セス

現代語訳

午前六時半、起床。昨日揮毫した山登万和の碑に誤字があったので修正し、篤二に渡す。

午前八時、朝食をとり、食後に新聞をひととおり読む。

午前九時、皆川夫妻、兼子らとともに、豊島川に沿った堤の上の桜花を見る。王子から人力車で豊島川を渡り、十数町行って矢新田、元木村などに着く。それから堤に上がり、徒歩で十余町進む。この間、すべて遅咲きの桜が盛んに咲いている。牡丹桜、小町桜、楊貴妃、鬱金桜など、種々の違いがある。

この日は、空は晴れ、気候も朗らかで、散歩には最も適していた。数時間行楽して、再び川を渡り、午後一時に家へ帰る。

この日、観桜御宴に招かれていたが、朝からの歩行で疲労したため出席しなかった。

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見出し

四月二十四日 月 晴 微風

言及場所

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