日米生糸協議会 : 談笑裡に全部完了
生糸取引改善に関する日米協議会は三日午前十時四十分から丸の内銀行倶楽部で開会、米国側は団長ゴールド スミス氏の一行九名外にアボット商務官、日本側は志村加賀山、本多の三副会長を始め 今井、渡辺、吉池、工藤、芳賀武藤、矢島、浅田、佐野(理)、星野、小口(善)、尾崎(福)、新井(高)、富田、山田、平田、遠藤、渋沢(義)、小島、小野、岡田原、井上、三井、日置、棉、荒川横浜生糸、上甲、井阪、松浦氏等の相談役及協議委員、傍聴者として長満農務局長、本間蚕糸課長等出席 志村副会長議長席に着き開会を宣するや劈頭ゴールド スミス氏地方製糸家との協議会に於て述べたると同一意見を詳細に縷述しダウテイ氏は日本生糸の欠点を統計に依って詳細に説明した、之に対し 工藤氏 品質の点に就ては平素十分の注意を為して居るから少くも自分(依田社)の製品に就ては非難を受けない積りで居る、併し只今ダウティ氏から委曲説明された如く私共が米国を始めとして仏伊諸国に於て同様の非難を耳にして居る、何れの製品が斯く非難を受けつつあるか不明ではあるが多分事実であろう、故に今後も品質改善に就ては一層の注意…