渋沢栄一 LOD ビューア

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1917-06-04

新聞 1
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新聞 (1)

0100201267詳細

航路問題 [社説] : 本県の重大問題也

日本郵船会社に於て、過般東北北海道航路中、荻の浜寄港を廃止したるは、本県海運界の一大打撃なりとなし、之れが復活運動近く熾んに試みられんとす、郵船会社の航路は云うまでもなく本県遠洋海運の唯一の頼みにして、従来北海道との間に物資交換の行われたるは、主として同航路あるが為めなりき、勿論鉄道開通以後、漸次陸上運輸の繁劇を加えたりと雖も、尚海上運送を利便とする物資は皆なこの郵船会社の手を経つつあり、然るに今や突然その杜絶に会わんか、本県海運界に至大なる影響を及ぼすや火を睹るよりも明かなり、故に塩釜及仙台の諸人士相呼応してその復活を所期する所以、固よりその処なり、幸い同会社の猛省を促し、従来の如き海運業を行わるるに至らば、本県産業の為め洵に慶福に堪えざるなり。 今回郵船会社の寄港廃止理由によれば欧州戦争の結果船腹の不足を告げ、欧州航路の完全を期せんが為めには、比較的重要ならざる内国航通に制限を加えざるべからずと云うに在り、同会社は始めより営利を以って目的となしたるが故に、会社の目的に副わず株主の利益に便ならずとせば、断然これを廃止するに何等の妨げなしと雖も、…

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