渋沢栄一 LOD ビューア

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1913-03-06

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会社銀行

日記 (1)

DKB10021m-0065詳細

三月六日

三月六日 木 晴 寒 午前七時半 起床、入浴シテ朝飧ヲ食ス、 井口 正之 氏ノ来訪ニ接シ、演説筆記上木ノ事ニ付種々ノ談話アリ、又、王子製紙会社創立ノ沿革ニ付歴史ヲ談話ス、 伊藤 半次郎 氏来リ稲荷神社ノ幟ヲ揮毫スル事ヲ乞ハル、 畔田 明 氏来訪、身事ヲ談話ス、 安達 憲忠 氏来リ養育院ノ事ヲ談ス 浅野 総一郎 氏来訪、海外航路ノ改革方法ニ付種々ノ意見ヲ陳ヘラル、 田中 保次郎 氏来話ス、午飧後 第一銀行 ニ抵リ重役会ヲ開キ要件ヲ議決ス、畢テ来客ニ接ス、 三時 事務所ニ抵リ庶務ヲ処理ス、 三時 、 成瀬 、 姉崎 二氏来リ帰一協会ノ事ヲ談ス、 成瀬 氏欧米旅行中ノ経過ヲ談ス、 三島 子爵来話ス、 午後五時 、 成瀬 、 姉崎 二氏ト共ニ帝国劇場ニ抵リ観劇ス、夜 十一時 帰宿、後、新聞紙ヲ一覧ス

三島井口正之伊藤半次郎姉崎

新聞 (1)

0100122516詳細

不正手形賠償問題

三井物産会社より曩に渋沢男を介して不正手形半額賠償の通告を受けたる被害銀行にありては其後容易に態度を決する能わず今尚逡巡協議を凝しつつある模様なるが今回端なくも手形賠償の所謂真相なるものに就き矢田績氏が談の如く半額賠償書には即ち最後の通告なれば此上何等折衝の余地なく若し不服なれば其銀行に対して一切支払わざるというが如き果して真なりとせば実に被害銀行を侮辱せるの最も甚だしきものにして未だ絶対に法律上の責任無きものとは一般断定し得ざる問題に対し物産側は勝手に法律上責任なきものと断案を下し単に徳義上半額を涙金として恵与せんとし而かも之が最後の通牒にして何等譲歩するの余地なしというに至っては穏当を欠くものというべく奈何に不正手形にて目下窮地に陥れる被害銀行と雖も斯る屈辱的通告を甘受するや否やは頗る疑問とせざるべからず殊に愛知銀行の如き他被害銀行に比し損害額も少なく且つ大株主中には相当の気概を有するもの少からず而かも専門大家の監定により既に確固たる自信を有すというに於ては仮令此際全額を失う迄も恐らく黒白を法廷に争うに至るべき乎要するに今回の物産側の態度に対…

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