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日記DiaryEntryDKB20008m-0078

三月十九日

日付
1925-3-19(day)

説明

三月十九日 木 雷雨 寒 連夜持病ニ小発作アリテ安眠ヲ得サルニヨリ、毎朝晏起シテ今朝モ 八時 過起床、別室ニ於テ洗面ヲ畢リ、後、朝食ス、 午前十一時 井上 準之助 氏来訪ス、昨夜来電話ノ交渉アリタルナリ、当面復興建築会社ノ主任者ニ 中島 男ヲ推スニ付テ、 古河 家トノ協議ニ付種々事情ノ説明アリ依テ明日余ハ帰京、直ニ 古河 男及 昆田 氏ニ了解ヲ得ルニ務ムル事ヲ承諾シ、直ニ電話ヲ以テ之ヲ事務所ニ通シテ 古河 氏トノ会見ヲ申込マシム、又、 日本郵船 東洋汽船 両社併合ノ一案ニ付テ 井上 氏ニ於テ爾来執リ来レル手続ヲ詳細ニ説明セラル、依テ余ハ帰京後ニ 犬養 逓相ト会見シ、更ニ郵船幹部ノ諸氏ニ内話スヘキ事ヲ打合ハス、又、 東京商業会議所 会頭問題ニ付目下ノ紛議調停ノ事ヲ特ニ依頼スル所アリ、外ニ蚕糸貿易方法ニ付テ一案ヲ考慮セラレン事ヲ注意ス 進藤 医師来診ス、午飧後ハ読書ト書類ノ点検ニ消閑ス、夜飧後、例ノ如ク新聞紙ヲ読マシム

現代語訳

連夜、持病の小発作があって安眠できないため、毎朝遅く起きており、今朝も午前八時過ぎに起床した。別室で洗面を済ませた後、朝食をとった。

午前十一時、井上準之助氏が来訪した。昨夜以来、電話で交渉があった件である。当面の復興建築会社の主任者に中島男爵を推すことについて、古河家との協議に関し、種々事情の説明があった。そこで、明日私は帰京し、直ちに古河男爵および昆田氏の了解を得るよう努めることを承諾し、すぐに電話でこれを事務所に伝え、古河氏との会見を申し込ませた。

また、日本郵船・東洋汽船両社合併の一案について、井上氏がこれまで進めてきた手続きを詳細に説明された。そこで私は、帰京後に犬養逓相と会見し、さらに郵船幹部の諸氏へ内々に話すことを打ち合わせた。

また、東京商業会議所会頭問題について、目下の紛議調停のことを特に依頼するところがあった。ほかに、蚕糸貿易の方法について一案を考慮されるよう注意した。

進藤医師が来診した。昼食後は、読書と書類の点検で時間を過ごした。夕食後、いつものように新聞を読ませた。

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見出し

三月十九日 木 雷雨 寒

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