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日記DiaryEntryDKB20008m-0064

三月五日

日付
1925-3-5(day)
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説明

三月五日 木 半晴 軽寒 昨夜宿痾ノ発作アリテ安眠ヲ得ス、朝来気力衰耗ス、例ニヨリテ 八時 過起床、洗面、朝食ヲ畢リ書類ヲ調査ス、 午前十時 井上 雅二 氏来訪ス蓋シ氏ハ移民会社ノ要務ヲ以本月末発途南北 米国 ヲ巡回スルニ付、 北米 移民問題ニ付テハ従来ノ沿革ヨリ現在ノ状況マテ詳細ニ知悉セシメ 米国 旅行中ニ於テ同情アル人士ト交渉ノ事アランヲ予想シ、先ツ紳士協約成立ノ頃ヨリ政府当局ノ措置、及吾人日米関係委員会ノ取リタル両国親善ニ関スル行動ヲ詳細ニ説明シ、同氏発途ノ際ニハ書類ヲモ具備スヘキ事ニ約シテ 十二時 頃帰京セリ、午飧後、 白石 喜太郎 、 岡田 純夫 及 平賀 義典 三氏来ル、 白石 ニハ 倫敦 行 敬三 宛ノ書状ヲ交付ス、 東京 ニ於テ控ヲ取リ置キ之ヲ発送セシム《(ル脱)》為ナリ、 岡田 ハ竜門雑誌原稿ノ要務アリシモ腹案ナキヲ以テ他日ノ事トス、 平賀 氏ハ取引所限月短縮ノ問題ニ付 岡崎 理事長ヨリ依頼ナレハ、不日其筋ヘ一書ヲ郵送スヘキ事ヲ回示ス 夜飧後、例ニ依リ新聞紙類ヲ朗読 (欄外) [宿痾ノ発作頻繁ナルニ付、 大滝 医師来診ノ事ヲ 東京 ニ電話シ、明 六日 午後五時 来診ノ旨申来ル

現代語訳

昨夜、持病の発作があって安眠できず、朝から気力が衰えた。いつものように午前八時過ぎに起床し、洗面、朝食を終えて書類を調べた。

午前十時、井上雅二氏が来訪した。氏は移民会社の重要な用務で今月末に出発し、南北米国を巡回する予定であるため、北米移民問題について、従来の沿革から現在の状況まで詳細に知っておいてもらうことにした。米国旅行中に、同情ある人士と交渉することもあろうと予想し、まず紳士協約成立の頃からの政府当局の措置、およびわれわれ日米関係委員会がとってきた両国親善に関する行動を詳細に説明した。同氏の出発の際には書類も備えることを約束し、正午頃、同氏は東京へ帰った。

昼食後、白石喜太郎、岡田純夫および平賀義典の三氏が来た。白石には、ロンドン行きの敬三宛の書状を交付した。東京で控えを取っておき、これを発送させるためである。岡田は竜門雑誌原稿の用務があったが、腹案がなかったので、後日のこととした。平賀氏は取引所の限月短縮の問題について、岡崎理事長からの依頼であるとのことなので、近日中にその筋へ一書を郵送することを回答した。

夕食後、いつものように新聞紙類を朗読した。

(欄外) 持病の発作が頻繁であるため、大滝医師に来診してもらうことを東京に電話したところ、明六日午後五時に来診するとの返事があった。

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三月五日 木 半晴 軽寒

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