渋沢栄一 LOD ビューア
日記DiaryEntryDKB20008m-0012

一月十二日

日付
1925-1-12(day)

説明

一月十二日 月 半晴 寒 午前八時 起床、入浴、朝飧例ノ如クシテ後、 森 氏来リテ木彫ノ模型ヲ作ル、 添田 氏、夫人共ニ今日帰京ノ由ニテ告別ス、 正雄 、 秀雄 、 河野 三人ハ午前客舎ヲ去リテ帰京ス、但シ武、正ノ両夫人及児孫ハ 午後三時 ノ汽車ニテ帰京ス、依テ客室ハ旧時ノ寂寥トナレリ、 東京 事務所ナル 増田 ヨリ電報アリ、明後 十五日 同氏来訪ノ旨申シ来ル、夜飧後、 頼 山陽 大観ヲ朗読セシム 頃日ノ新聞紙上 米国 ヨリ多数ノ観光客渡来ノ報アリシニヨリ、 東京 事務所ニ其実況ヲ問合セタルモ当方関係ノ人ハ乗船ナキ由 増田 ヨリ本日電報アリタリ

現代語訳

午前八時

起床し、入浴、朝食をいつものように済ませた後、森氏が来て木彫の模型を作った。

添田氏は、夫人とともに今日帰京するとのことで、別れの挨拶をした。正雄、秀雄、河野の三人は午前中に客舎を去って帰京した。ただし、武、正の両夫人および児孫は、午後三時の汽車で帰京した。そのため客室は、以前のような寂しさに戻った。

東京事務所の増田から電報があり、明後日十五日に同氏が来訪する旨を伝えてきた。

夕食後、『頼山陽大観』を朗読させた。

近ごろの新聞紙上に、米国から多数の観光客が来日するとの報道があったので、東京事務所にその実情を問い合わせたところ、当方に関係する人は乗船していないとのことを、増田から本日電報で知らせてきた。

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見出し

一月十二日 月 半晴 寒

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