渋沢栄一 LOD ビューア
日記DiaryEntryDKB20006m-0052

二月二十一日

日付
1921-2-21(day)

説明

二月二十一日 月 晴 寒 午前七時 起床、入浴、朝飧ヲ畢リ、 午前十時 事務所ニ抵リ庶務ヲ処理シ、 十一時 帝国ホテル ニ抵リ 添田 、 永井 二氏ト共ニ英人 ハミルトン 氏ト会話ス、 英国 労働組合ノ沿革ニ付詳細ノ説明アリ、又、本邦教育ニ関スル欠点ト労働組合ノ成立遅緩ナルニ付種々ノ婆心ヲ述ヘラル、 午後三時 散会、直ニ事務所ニ抵リテ米人イースタン・コンマース新聞記者ノ来訪ニ接ス、 福島 宜三 氏、東洋生命保険会社ノ近状ヲ報告シ計算書ヲ提供セラル、 渡辺 得男 氏ニ其調査ノ事ヲ指示ス、 午後五時 銀行倶楽部 ニ抵リテ米人 シムス 、 マクドナード 二氏ヲ招宴ス、 金子 、 阪谷 、 添田 、 団 及 横浜 ヨリ 野村 要三 氏等来会ス、夜飧前後ニ於テ日米、日支国交ニ関シ各自充分ニ其意見ヲ吐露ス、 シムス 、 マクドナード 二氏頗ル満足ノ色アリ、夜 十時 過散会、 十一時 帰宅ス、後、書類ヲ点検ス

現代語訳

午前七時、起床し、入浴と朝食を済ませる。

午前十時、事務所に到着し、庶務を処理する。

午前十一時、帝国ホテルに到着し、添田、永井の二氏とともに、英国人ハミルトン氏と会話する。英国の労働組合の沿革について詳細な説明があり、また、日本の教育に関する欠点と、労働組合の成立が遅れていることについて、種々の親切な意見を述べられた。

午後三時、散会し、直ちに事務所に戻って、米人イースタン・コンマース新聞記者の来訪を受ける。福島宜三氏が東洋生命保険会社の近状を報告し、計算書を提出された。渡辺得男氏に、その調査を指示する。

午後五時、銀行倶楽部に到着し、米人シムス、マクドナードの二氏を招いて宴を開く。金子、阪谷、添田、団、および横浜から野村要三氏らが来会する。夕食の前後に、日米・日中の国交に関して、各自が十分に意見を述べた。

シムス、マクドナードの二氏はたいへん満足した様子であった。夜十時過ぎに散会し、十一時に帰宅する。その後、書類を点検する。

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見出し

二月二十一日 月 晴 寒

言及場所

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