渋沢栄一 LOD ビューア
日記DiaryEntryDKB20004m-0049

二月十八日

日付
1919-2-18(day)

説明

二月十八日 火 雨 寒 午前七半起床、入浴ヲ廃シ洗面シテ褥中ニ於テ朝飧ス、 午前八時 過ヨリ 麻生 正蔵 、 堤 茂太郎 二氏来《( 塘 茂太郎 二氏)》リ、 女子大学 ニ御下賜ノ事ヲ宮内大臣ヘ内願ノ事ヲ依頼セラル、 安達 憲忠 氏来リ養育院ノ移転事務ヲ協議ス、 諸井 恒平 、 指田 義雄 二氏来リ、 埼玉 県下ニ建設スル高等学校ノ土地ヲ 熊谷 ヲ可トスル旨ヲ説キ県知事ニ其意見ヲ開申セン事ヲ告ケラル、依テ余ヨリ一書ヲ送致スヘキヲ約ス、 堀井 医師来診ス、 埼玉 育児院ノ事ニ付 小島 乗真 氏来ル、 堀切 善次郎 氏来話ス、近日本職ヲ以テ欧米ニ赴キ視察スヘキニ付告別ノ為メ来レルナリ、依テ資本労働ノ関係殊ニ労働界ノ沿革及現状ニ付、成ルヘク其真想ヲ調査シテ帰遺トセラレン事ヲ企望スル旨ヲ告ク

現代語訳

午前七時半に起床。入浴はせず、洗面して寝床の中で朝食をとる。

午前八時過ぎから、麻生正蔵、堤茂太郎の二氏が来訪し、女子大学への御下賜の件について、宮内大臣へ内願することを依頼された。

安達憲忠氏が来訪し、養育院の移転事務について協議した。

諸井恒平、指田義雄の二氏が来訪し、埼玉県下に建設する高等学校の用地は熊谷がよいとの意見を述べ、県知事にその意見を申し述べたいと告げられた。そこで、私から一書を送ることを約束した。

堀井医師が来診した。

埼玉育児院の件について、小島乗真氏が来訪した。

堀切善次郎氏が来訪して話した。近く本職として欧米へ赴き視察するため、告別のために来たのである。そこで、資本と労働の関係、ことに労働界の沿革および現状について、できるだけその真相を調査して帰国の成果とされることを望む旨を告げた。

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見出し

二月十八日 火 雨 寒

言及場所

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