渋沢栄一 LOD ビューア
日記DiaryEntryDKB10014m-0154

六月十一日

日付
1906-6-11(day)

説明

六月十一日 晴夕方雨 暑 起床 七時 就蓐 一時三分 起床後日誌ヲ調査ス、朝飧後数多ノ来人ニ接ス、殊ニ 迫間 房太郎 来リテ 韓国 農事改良談ヲ為ス、 午前十時 理事庁ヲ訪問シ、夫ヨリ 第一銀行 支店ニ抵リテ事務ヲ視察ス、 木村 支配人其他ト種々ノ協議ヲ為ス、 十一時 前 草梁 停車場ニ抵ル、 足立 太郎 氏其他数十人送別ノ為来ル、 十一時 発車、三良津《(浪)》ニテ 中村 ニ別ル、 馬山浦 ニ赴クナリ、 大邱 ニテ泉ニ別ル、韓人数名来リ謁ヲ求ム、 大田 ニ抵リテ稷山主任 葛原 来リ迎フ、車中鉱山事務ヲ話シテ成歓ニ抵リテ分袂ス、 テーラー 氏来リ迎フ、 平沢 ニ抵レハ、 竹山 、 弥口 《( 野口 カ)》二氏来リ迎フ、滞京中ノ事ヲ協議ス、 午後十時 南山門停馬場《(マヽ)》ニ抵リ多人数ノ歓迎ヲ受ケ、直ニ人車ニテ京城支店ノ役宅ニ投宿ス、夜、 平壌 鎮南浦 行ニ関シテ、 原田 、 麻生 其他ノ諸氏ト協議ス

現代語訳

起床後、日誌を調べた。朝食後、多くの来客に接した。とくに迫間房太郎が来て、韓国の農事改良について話をした。

午前十時、理事庁を訪問し、それから第一銀行支店に行って事務を視察した。木村支配人その他と種々協議した。

午前十一時前、草梁停車場に着いた。足立太郎氏その他数十人が送別のために来た。午前十一時に発車。三浪津で中村と別れた。中村は馬山浦へ赴くのである。大邱で泉と別れた。韓人数名が来て面会を求めた。

大田に着くと、稷山主任の葛原が迎えに来た。車中で鉱山事務について話し、成歓に着いて別れた。テーラー氏が迎えに来た。平沢に着くと、竹山、野口の二氏が迎えに来た。滞京中のことについて協議した。

午後十時、南山門停車場に着き、多人数の歓迎を受け、直ちに人車で京城支店の役宅に投宿した。夜、平壌・鎮南浦行きに関して、原田、麻生その他の諸氏と協議した。

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六月十一日 晴夕方雨 暑 起床 七時 就蓐 一時三分

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