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日記DiaryEntryDKB10010m-0284

四月十七日

日付
1902-4-17(day)

説明

四月十七日 晴、 午前九時 朝飧ヲ畢リ 十時 帝国ホテル ニ抵リ英人 ビセツト 氏ニ面会ス、 キルビー 、 仙石 、 岸 精一 、 渡辺 嘉一 同伴ス、鉄道抵当ニ関スル手続ノ事ヲ談話ス、 十二時 第一銀行 ニ出勤ス、重役会ヲ開キ 清水 泰吉 洋行ノ事ヲ決ス、各支店ヨリ出京セル諸氏ニ面会ス、畢テ 兜町 ニ抵リ来人ニ接シ、 午後二時半 浜離宮ニ抵リ観桜ノ御宴ニ列ス、来会者頗ル多シ、此日ハ天気朗晴ニシテ風ナク遅桜園中ニ満開ス、庭中ノ散策尤モ可ナリ、 午後四時 頃立食場ヲ開カル、庭中各所ニ卓ヲ並ヘテ三々五々会食ス、畢テ来衆ノ前ヲ両陛下ノ通御アリテ後、随意帰途ニ就クヲ得ル、園中ニ於テ種々ノ友人ト会話ス、 午後六時 台湾協会ニ於テ大倉商業学校ノ事ヲ協議ス、 大倉 、 石黒 、 末松 諸氏来会ス、畢テ電気器械ヲ一覧シ、 七時 過偕楽園ニ抵リ帽子会社ノ事ニ関シ、 益田 、 遠藤 、 大野 ノ諸氏ト会話ス、夜 十時 王子別荘 ニ帰宿ス

現代語訳

晴れ。

午前九時、朝食を終える。

午前十時、帝国ホテルに着き、英国人ビセット氏に面会する。キルビー、仙石、岸精一、渡辺嘉一が同伴する。鉄道抵当に関する手続きのことを話し合う。

十二時、第一銀行に出勤する。重役会を開き、清水泰吉の洋行のことを決定する。各支店から出京している諸氏に面会する。終わって兜町に行き、来客に応接する。

午後二時半、浜離宮に到着し、観桜の御宴に列席する。来会者は非常に多い。この日は天気がよく晴れ、風もなく、遅咲きの桜が園内に満開であった。庭中の散策はたいへんよかった。

午後四時頃、立食の場が開かれる。庭の各所に卓を並べ、三々五々に会食する。終わって、集まった人々の前を両陛下がお通りになった後、随意に帰途につくことが許された。園内で種々の友人と会話する。

午後六時、台湾協会において大倉商業学校のことを協議する。大倉、石黒、末松の諸氏が来会する。終わって電気器械を一通り見物する。

午後七時過ぎ、偕楽園に行き、帽子会社のことに関して、益田、遠藤、大野の諸氏と会話する。

夜十時、王子別荘に帰宿する。

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